(あべ しょうま)です!
東京大学がポリマー発電という新しい発電技術を開発した。 ポリマーとは、分子が数百個つながったもののことを言う。 このポリマーは、伸びている状態では水分子と混ざり合い、丸まった状態では水分子をはじく性質を持っている。 これを利用した「PNIPAM(プニパム)」というものでは、温度による相転移を利用している。 最近の気温では、1日の間に固体の状態と液体の状態を何度も繰り返している。 熱化学電池という、酸化還元反応を持つ溶液の中で、+側と-側の温度差によって電気を取り出すものがある。 これは、ほんの小さな温度差でも電気を取り出すことができるという。 しかし、発電効率が低いことが欠点だった。 これは、プニパムをこの中に入れることで効率がよくなるのではないかと言われている。 これによって、従来の熱化学電池の10~20倍の発電効率を誇るという。 しかし、ある一定の温度領域内でないとその効率が得られない。 さらに、効率が上がったといえど、せいぜい数ミリワットなので、水道のセンサーくらいにしか使えないだろう。 しかし、これはいいことでもある。 塵も積れば山となるというように、このような小さな電力消費をなくすだけでも電気代が今の半分になると言われている。 公園というのは二酸化炭素の吸収だけではなく外気温の低下や緑化など様々な恩恵がある。 それらのほとんどに水道が敷設されているが、これを悪意を持って出しっぱなしにするという事件が多発している。 これらは税金によって支払われるし、四国のような水がしょっちゅう枯渇するような地域では死活問題でもある。 これらにセンサーを付け、使用時にのみ水が出るようにしてしまえば、電力・電気代だけでなく水道代の節約にもなり、いたずら予防になって更に税金による無駄な出費が抑えられ、使うべき場所に予算が回るようにもなる。 これはあくまでサブであり、メインの発電としては全く使えない。 ただ、環境を維持する方法さえ確立すれば家庭でも使えるため、電気代削減商品として売り出すことができるかもしれない。 |