盲導犬リタイヤ犬について
厳しい訓練を得て目の見えない方の支えになる。 盲導犬という存在は目の見えない方にとってのセーフティネットとも言えます。 様々な問題はありますが、ここでは役目を終えた盲導犬に着目します。 基本的に10歳の誕生日を迎えた盲導犬は引退します。 盲導犬の恩恵を受けていた目の不自由な方にとっても盲導犬にとっても、8年もの間一緒に過ごした家族でしょう。 安全面を考慮しての決まりは理解出来ます。 引退した盲導犬はリタイヤ犬と呼ばれ、役目を終えます。 8年も一緒に過ごした家族と離れ、どこに行くのか? 2年間の厳しい訓練を受け、人のために尽くし、10歳でリタイヤした後は、実はボランティアに引き取られるか、老犬ホームに引き取られる以外の道はありません。 運悪く引き取り手がなく、悲しい結末を迎える盲導犬が少なくないのです。 こんな不条理なことがあるでしょうか!? これが理由で盲導犬を導入したがらない目の不自由な方もいらっしゃるとの事。 全てのリタイヤ犬が、ゆっくりと安心して余生を過ごせる環境を整備したい。 環境があれば、リタイヤした自分の家族が会いに行く事も出来ます。 そうすれば盲導犬の導入をためらう人も減り、社会的ステータスも上がり、もっと人が関心を持つようになると思う。 僕は必ず老犬ホームを作ります。 |